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Time Enough for Love
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PHP文庫の「馬超」を読んだ。
大幅にイメージが変わるということはなく、むしろ固定されたような。
ファザコンなのは偉大な父ゆえですね。
殺される前の馬騰の台詞が穏やかで、絶望とか憤りを感じていないところがなんともいえなかった。



欲を言えば、もうちょっと馬超の周りの人との関わりがほしかったかなー
楊葉が出てきたと思ったらもう結婚してるし。いや、たしかに細かく書かなくてもいいところだけど・・
あとホウ徳が意外にあっさり。最初に討ち取っていた大将を最後になって思い出すところはさすがというかなんというか。
でも離別の場面はね・・。



曹操を二度追い詰めたとはいえやっぱりどこか詰めが甘いというか
著者があとがきで蜀に降ったことが馬超の不幸と書いていたけど、なんだか妙に納得してしまったよ。
うーん、いや周瑜と会っていたらというifを考えれば、周瑜の病が不幸というべきか・・
自分がなろうとしているものとは逆になってしまう現実、なんか馬超は乱世で生きる人じゃないよなぁ。
まあ正直、天下とかどうでもいい感じだったんだろうな。軍を率いたのも、馬騰の息子ということが絡んでいるし。
・・また北方読みたくなってきた。

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実習の課題でブックカバーをデザインするために文庫本が必要になり、とっさに「ぼんくら」があるからいいやと思いつつすぐに件の小説が上中下巻構成のために断念することになって結局一冊完結ものを買おうと思い書店をぶらぶらしていたら乙一さんの「小生物語」を見つけて思わず買って

しまいそうになりました。

単行本は持ってるけど実家・・それにこれは何回読んでもおもしろいし、文庫本だから持っててもいいかな・・いやでもやっぱり新しいの買おうかな・・宮部みゆきあたり・・というか私はほとんど作家買いなんですけどね・・とりあえず手にとってぱらぱら見てたらやっぱり読みたくなって

でも買わなかった。(何

いやー、やっぱその場で買うのはちょっと思いとどまって。
衝動買いとかしちゃって後悔するのはいやだし。たかが文庫本一冊ってゆーな。
それで帰ってきて悩んだ末に

買うことにしました。(n



今日の帰りにでも買ってこよ。

インターバルおいてた北方三国志、とりあえず最終巻まで買ったよ。
でも11巻読んでまたストップ。
なんというか、一冊の話の濃さがすごくて、一気に読めません。それは私だけか。



夷陵の戦いは読み始めればいい感じでした。陸遜が耐えに耐えて耐えまくってるのが痛々しくも見所。血・・血はあかんぜよ・・!
そういや関羽に謙った態度をとったのってそれほど書かれてなかったね。呂蒙でさらっと流したくらいか。
そして朱然や徐盛といった将を諌める韓当将軍のかっこよさ。渋い・・!
同じ老将軍であった黄蓋や程普の中で一気に株が急上昇。
というか黄蓋はもうちょっとクローズアップされると思ったんだけどなぁ。赤壁では周瑜に次ぐ立役者だし。
若い凌統もかなりしっかりしていて、頼れる将です。共に死んでくれと言われて「軍人は死ぬのが仕事です」って・・。父の死を彷彿とさせるよね。




で、結局、馬超は表向きは病で死んだことになって、乱世から背を向けることになったと。
まあこの馬超は厭世家だからね・・なんか納得。
袁琳を助け出す一連の場面はひたすら格好良かった。
鈍い男ですが決めるとこはちゃんと決めてくれました。というかなにこの少女漫画展開。でも北方調だと半端ないよ!
ちょっぴり惜しかったのは、妻になることを乞われた袁琳の返答。張衛に好き勝手されていなければ、素直に喜びの言葉を口にしたんだろうけどな。十年以上慕っている相手なんだからさ。
張衛は嫌いじゃなかったんだけど、最後の最後で微妙なキャラになったという感じ・・。
五斗米道のところからこれだけ巻数渡って登場してた意味あるのかとか思っちゃったよ。
器を持たずに天下に魅入られたというわけですね。




ついに劉備も世を去りました。
うーん・・・これで君主で楽しみなのは曹丕かな。もちろん孔明の動きも気になるけど。
孫権はもともと戦自体が好きじゃないのね。天下じゃなくて、呉という国が豊かであればいいと。
孫策がいた頃はもっと天下への道を口にしていたと思ったんだけど、周瑜を喪ってからは守りに入ったということなのかな。
やっぱり呉は周瑜だよ。うん。
劉備の最期は、また曹操と違ったもので涙腺にきました。
改めて考えてみたら、私、意外と曹操好きだったんだなぁと思いました。




ついでに、ある意味衝撃だった司馬懿の被虐性。ああ・・だから冷たい態度とかひどい待遇とかも「嫌いではなかった」ていうことなんですね。

うわーびっくりした!!
なんかいきなり目が覚めてめちゃくちゃ腹痛くなって死ぬかと思った!!
ちょう悶絶してた!!
・・で、なんでこんなにテンション高いのかって、その苦難を乗り越えてかなり気分がすっきりしたからです。(爆
いや、でもほんと痛かった。食べすぎたときの痛さとか月イチ前の痛さとかじゃなくて全然違うの。
腹の中でなんか先の鋭利なものでじわじわぎゅーっと上に押し上げられる感じ。なんだそりゃ。でもそんな感じ。
やっぱ腹痛と頭痛は2大我慢できない痛みだと思う。またきたらやーだーなー




で、北方三国志。
今は10巻終了でいったん止まってます。インターバル。あと少しだよーあっというまだよー。
これから夷陵の戦いなんだけど、テンションが上がらぬ・・。
著者は呉に思い入れがないのかなぁ。まあ裏切りは事実だからあれだとしても、孫権が微妙なんだよなぁ。これがほんとに三国のうちひとつの国のトップか?ていう。
というか呉は周瑜の存在感がとにかく大きすぎて他がかすむ・・。うーん。呂蒙あっけなさすぎたし。
曹操の最期はいちばんきた。泣いたさ。思い出してもくる。
曹操と許チョ、夏侯惇の会話が大好きだった。



史実ではそろそろ馬超も退場なんだけどね。
あいかわらず馬超と袁琳が好きだー。
涼州で初めて会ったときから十年以上、自分の夫になる男だと信じて疑わずに一緒にいたとか・・健気だなー。一目惚れなんだね。
それを「なつかれている」としか感じていなかった馬超はなんなの。張飛よりも鈍感じゃないかい。



孔明は親しみやすい。
必ずしも超人じゃなくて、特に関羽を喪っての落ち込みは人間らしい。
この孔明は強さよりも弱さをうまく書かれていてかなり好きです。
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